生まれ変わるりんご並木
様々な心温まる物語を生み、飯田市民の心のシンボルになっているりんご並木。飯田のりんご並木はまちづくりの原点ともいえる存在で、全国から高い評価を受けています。
しかし、「もっと素敵なりんご並木に」「歩いてふれ合えるりんご並木に」などの意見もありました。このりんご並木が生まれ変わります。 |
城下町の雰囲気で、ふれあいのあるりんご並木に |
りんご並木の心を大切に引き継ぎ、りんごの木にやさしく、また、人とりんごがふれあえる並木にします。そのためにりんご畑の部分を大きくし、芝生を植えます。
人々が自由に歩き、りんごの木に触れられるようにするため、歩道と車道の区分けを廃止します。御用水や大手門を演出し、さらに付近の蔵を生かして城下町としての雰囲気を創り出します。周辺の樹木も増やし、電線は地中化し、路面はれんがを敷き、落ち着いて休めるベンチを設けます。人形劇などもできる広場を設け、おしゃれで個性的なふれあい道路にします。
これにより、りんご並木全体が大きな公園のようになります。なお、自動車の通行はできますが、人にも木にもやさしく、ゆっくり走って下さい。通り抜けの方やお急ぎの方には向きません。 |
プランは市民の手で作ったものです |
平成3年に飯田東中学校を始めとした15の関係団体の代表者や市、専門家らで構成する「りんご並木フォーラム」が設立されました。この組織は新しい街づくり協議会や地元商店街でつくる中心市街地活性化委員会、青年会議所など、もっと素敵なりんご並木をめざす市民の方々の、熱心な働きかけによって生まれたものです。それだけに、実現可能な計画となるよう活動してきました。
今回のりんご並木整備の基礎となるプランは、このフォーラムで策定されたものです。 |
第4次基本構想の重点プロジェクトです |
飯田市は市の将来計画である基本構想で、めざす都市像を「環境文化都市」としました。そしてその重点的な計画として「都市のにぎわいと交流、そして暮らしがあり、常に新しい活動や情報が生み出される飯伊地域の都市拠点として、飯田の文化が香る中心市街地を再生します。そのため、多様な都市機能を集積し、歴史を生かした美しい街の表情をつくり、歩いて楽しめるような交通体系を整備するなど、魅力的な都市空間の創出に取り組みます」と決定しました。
りんご並木の整備はこの中心となるものです。 |
りんご並木整備事業総事業費 770,000千円 (単位:千円) |
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緊急地方道路整備事業
交付金 50%
一般財源50% |
地方特定道路整備事業
臨道債特定分90%
一般財源 10% |
幹線道路改良事業
一般財源100% |
計 |
H7年度施行 |
50,000 |
0 |
14,000 |
64,000 |
H8年度施行 |
50,000 |
110,000 |
116,000 |
276,000 |
H9年度施行 |
50,000 |
50,000 |
10,000 |
110,000 |
H10年度施行予定 |
80,000 |
180,000 |
60,000 |
320,000 |
合 計 |
230,000 |
340,000 |
200,000 |
770,000 |
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